ご本尊のご案内

当院は「関東三十六不動尊・第十二番札所」に定められており、
また「豊島八十八ヶ所霊場・第三十四番札所」にもさだめられております。
是非、一度ご参拝にお越しください。

当院は「関東三十六不動尊・第十二番札所」に定められており、また「豊島八十八ヶ所霊場・第三十四番札所」にもさだめられております。是非、一度ご参拝にお越しください。

本堂

本堂の御本尊は十一面観世音菩薩でございます。十一面の仏面は、人々の愚痴を断ち、仏の位を得させる功徳を表しております。また、この御本尊の他、行基菩薩がお作りになった阿弥陀如来坐像や、弘法大使が天長年中相州江ノ島で一万座の護摩修行をなさった時の灰でご自作なされた、厄除大使が奉安されております。

不動堂

不動堂の御本尊は不動明王でございます。大日如来が一切の悪を退治する為に忿怒の相に化身したとされる明王です。一心に祈れば何ごとによらず一つは必ずかなえて下さる明王、もしちょっとでも修行を怠れば仏罰がたちどころにくだるという有難いかわりにまた恐ろしい明王です。堅固不動の心。所願成就、災難、厄難、病難等全ての難を除き、財富を得、商売、事業の繁昌、福徳円満等の功徳が多くの諸軌に説かれております。

庚申地蔵
【板橋区有形文化財】

当像は、承応2年(1653)に蓮沼村の庚申講中の十人によって建立された、板橋区内で現在確認されている203基の庚申塔の中でも二番目に古いものです。

庚申信仰は、奈良時代に日本に入ってきた中国の道教で説く「三尸(さんし)説」をもとに、仏教や神道、修験道、呪術的な医学などのさまざまな民間信仰や習俗などが融合してできあがったものです。平安時代に貴族の間で流行し、その後室町時代になると本尊を掲げて宗教儀礼を伴う庚申待が行われるようになりました。江戸時代には、庶民に広く普及し、庚申塔が数多く造立されました。当像は、江戸時代に地蔵が庚申信仰の礼拝対象であったことを示す代表的な例としても貴重です。

地蔵堂(はいた地蔵)

地蔵堂の御本尊は地蔵菩薩でございます。俗に歯の痛みが治る「はいた地蔵」と称されて、今なお多くの信仰を集めております。

地蔵菩薩は、大地にまいた種が成長し収穫できるように、地中に色々なたからものを蔵し人々の役に立ち繁栄できるように、そして死んでいった後の世までも慈悲の手をたれて下さると言う人々を慈しむ心を無限にもっておられます。
お地蔵様は、生まれた子供を護り、寿命をのばし、若死、病難等を除いて下さるという功徳がお経に説かれております。また、当院の山門内右側にある六体のお地蔵さまは、「六地蔵」と申し上げ六種に身をかえて、それぞれ六道の人々を救って下さるお地蔵様たちです。

石造出羽三山供養塔
【板橋区有形文化財】

この供養塔は、江戸期の板橋区域における出羽三山登拝講の活動状況に加え、村内の構成や、氏名などを考察していくうえで、貴重な民俗、歴史資料となっています。
右:月山供養塔 文化元年(1804)塔の上には阿弥陀如来坐像。
中央:出羽三山供養塔 安永6(1777)塔の上には大日如来坐像。
左:羽黒山供養塔 文化元年(1804)塔の上は聖観音菩薩坐像。

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